ラックス・リサーチ・ジャパン > ライブラリトップ > 記事
2008/04/08
景気後退がベントレー顧客にも影響
The Wall Street Journal - The Wealth Report
メルセデスの顧客（たとえば、富裕層の多く）となりうる層は、数ヶ月に及ぶ景気停滞のために、これまでかなり絞られてきた。そして今や、絞られた本当の富裕層の購入台数も、落ち込んできている。
Autodataによる３月の報告によれば、高級車売上は昨年に比べ、１４％落ち込んでいる。さらに、超高級車（ベントレー、ロールス、マイバッハ）の売上は、３９％以上の落ち込みを見せている。ベントレーはその３社の中でも最も大きな下落を見せ、４２％の売上減だ。
全ての高級車の中で、市場の最高級層に位置するものは３月に最も大きな打撃を受けた。BMWの１シリーズや３シリーズ、メルセデスの”C”クラスなどの比較的安い高級車は１３％、BMWの５シリーズ、ジャガーのSタイプ、インフィニティのM３５などの中程度の高級車は、２４％、そして、メルセデスのEクラス、BMWの６、７シリーズ、マセラティクアトロポルテは、２４％下落した。また、ラグジュアリースポーツカーは、３１％落ち込んだ。
ベントレーフォートローダーデール販売部門幹部のRichard Kovacs氏によれば、２つの原因があるようだ。１つ目は、ベントレーは待望のGTCを昨年リリースし、多くの取り寄せ注文を受けたが、今は頭打ちになり、注文は横ばい状態であることだ。
新聞報道によれば、ITの株価が５１％落ち込む一方、アーエッフェの株価はこれまで５４％落ち込んでいる。
２つ目に、富裕層は経済に敏感に反応するとKovacs氏は言う。彼らは、財政的に痛手を負っている訳ではなくても、保守的になる、と彼は言う。契約にまで至る顧客の確率は高いが、ショールームに来る顧客自体が減っている。売上は”わずかばかりに”あるだけだ”という。
2000年、ビジネスが減ったおかげで電話が鳴らなくなったとKovacs氏は言う。今はどうだろう？
「今年も辛い夏になりそうだ。」と彼は言う。
サイト内リンク
他サイトへのリンク
英語テープ起こし・音声翻訳
アシストは、日本語インタビュー・会議の音声を
英語音声・書記録にいたします
http://www.glopeer.com/assist
Lux Research Japan
Qualitative Market Research
Premium brands, fashion, travel B2B
http://www.luxresearchjapan.com
Online Research - GPScale
GPScale is an independent online research and
strategy consultancy based in Tokyo.
http://www.gpscale.com
