2008/09/01

米国オークション最高価格の車

The Wall Street Journal - The Wealth Report

中古のハマー(Hummer)を売るのはなかなか難しい。しかし、富裕層向けの中古のブガッティ(Bugattis)、メルセデスガルウィング(Mercedes Gullwings)、その他レア車種を売れば、高額を稼ぐことができる。

『Gooding & Co.』が、今年のペブルビーチオークションの最終結果を報告した。『The California sale』は、かの有名な『コンコース・デレガンス (Concourse d’Elegance)』に続く世界でも選りすぐりのカー・オークションであり、これまでにコレクション・カー市場の貴重なバロメーターとしての地位を築いてきた。

今年のオークションでは、売上は6,420万ドルにも達し、昨年の6,000万ドルを上回った。また、２０台もの車が１００万ドル以上で販売され、２００６年の３倍の台数であった。そのうち５台は２００万ドル以上で売れた。ピーター・ウィリアムソン氏から出品された１２台のブガッティ・コレクションは、1,550万ドル以上で落札された。

しかし、全てが良いニュースばかりではなく、５台に１台は売れ残った。

とは言え、価格記録が更新されたことを考えると、依然として、レア・カーのビジネスには勢いがあるようだ。

評判となった商品は以下のようなものだ：

1937 Bugatti Type 37SC Atalante Coupe 792万ドル - 北米で車に支払われた最高の価格

1959 Ferrari 250 GT LWB "California" Spider 363万ドル

1938 Alfa Romeo 6C 2300B Mille Miglia "Sleeping Beauty" 258.5万ドル

1950 Ferrari 166 MM Berlinetta Le Mans 220万ドル

1954 Mercedes-Benz 300 SL Gullwingを含む、オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)コレクションからの３台は、71.6万ドルで販売された。

このオークションの結果は何を意味しているのだろう？高額な落札価格を見ると、未だ多くの富裕層が限定のレア・カーを追い求めているようだ。また、美術オークションとともに、カー・オークションは、ドル安に乗じた海外の富豪や、大富豪から大きな収益を得ているようだ。

かと言って、コレクション・ブームがずっと続くということではない。しかし、今のところはその熱は冷めそうもない。

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