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2008/11/18


APランドによる日本での高級プロジェクト

The star online

富裕層向け宿泊施設の開発プロジェクトが始まろうとしている―

APランド(ASIA Pacific Land Bhd: AP Land)が、北海道ニセコでの初のプロジェクトを控え、日本のライフスタイル施設市場に参入しようとしている。

「今、見識のある富裕層旅行者をターゲットとして、日本で多くのライフスタイルプロジェクトが流行です。我々は、大阪や東京でも新たな試みを考えています。」とは、APランドの共同経営ディレクターのロー・スー・ミン氏の言葉だ。

四季を意味するAPランドのリゾートプロジェクト、シキ・ニセコ(Shiki Niseko)は、人気スキーリゾートであるニセコを拠点とした、富裕層向け宿泊施設開発プロジェクトだ。

ロー氏によれば、これまでも、中国、シンガポール、香港、台湾、オーストラリア、ロシアに、多くのリゾート施設開発の機会があったそうだが、今回のプロジェクトは、総利益5,200万ドルを生むと見積もられているとのことだ。

プロジェクトは、ニセコ−ヒラフの一等地を有するが、大きな特徴は、国際的に評判の高い建築ファームであるDBIによるユニークなデザインにある。

「シキでは、スキーリフトにアクセスの良い3,082uの建設予定地に、創意工夫を凝らした7階建ての建物が建設される予定です。」とロー氏。

建物には、全ての家具と2、3のベッドルームが備えられた45の部屋と、ペントハウスが準備される予定だ。各部屋は、100万ドル〜200万ドルの価格になる予定だ。

立地は、スキーリフトに程近く、レストラン、バー、売店などに囲まれており、土地は2月に1,890万マレーシア・リンギットで購入された。

APランドは、ニセコの土地開発に着手した初めてのマレーシアの開発業者であるが、「APランドによる開発は、ニセコを新たなアジアの成長市場、特に、シンガポールや中国の投資家に広げるだろう。」とロー氏は言う。

過去7年間の人民元の対米ドル高により、日本の資産は中国人にとってお買い得であり、シンガポールはまさに、ニセコ市場に精力的に参画しようとしている。

「上海から千歳の直行便のおかげで、中国はニセコの玄関先に位置しており、大きな機会が開かれています。」

また、スキー・ インデペンデンス(Ski Independence)、クリスタル(Crystal)、クオニイ(Kuoni)、インガムス(Inghams)のような英国の大手スキー旅行会社は、ツアーパンフレットに北海道を大きく取り上げている。

ニセコエリアは、近年の投資収益率が非常にすばらしく、今後も、さらなる資産的価値の増加とともに、大きな成長を続けるだろう、とロー氏は言う。

「不動産的価値は、世界のスキーリゾートに比べ、まだそれほど大きなものではないが、ニセコは明らかに、世界クラスのスキーロケーションです。」

旅行客の増加に伴い、ニセコのリゾート関連会社と地方自治体は協力して、インフラや公共施設の改善に取り組んでいる。シャトルバスの新路線やサービス、高速インターネット敷設など、来年11月までを目処に開発を進めている。

「ニセコの素晴らしさは、その自然遺産にあります。」

「この雪の量が減っている時代において、平均13メートルのパウダースノーが楽しめる。ここには四季の美しさと、手付かずの自然があります。」

「また、ニセコは、急成長をしているアジアの主要都市にほど近く、リゾート地として、間違いなく急成長をしていくでしょう。」





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