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2008/11/20
バーバリー(Burberry)は、高級消費の急激な落ち込みの影響を受けた中では、最も遅いブランドだ。11月18日、バーバリーの売上が不況の影響を受けたと報じられた。
チェック模様で有名なバーバリーは、昨年9月から、特に米国での取引が悪化したと述べている。
ブルガリ(Bulgari)、Richemont(リシュモン)、Hermes(エルメス)などは10月、11月の売り上げ低迷を報告しており、他の高級ブランドも、厳しいクリスマスを迎えなければいけないと、投資家たちに警告をしている。信用危機の発生後、数ヶ月間の業績は緩やかであったが、ここに来て急遽、各社の警告が目立つかたちとなった。
バーバリーでは、9月末までの6ヶ月間に売上の45%を占めていた店舗売上が、10月、11月で5%前後下落したと伝えた。また、同時期の卸売取引も5〜9%程度下がったとのことだ。
チーフ・エグゼクティブのアンジェラ・アーレンツ氏(Angela Ahrendts)によれば、バーバリーは「厳しい環境」におかれているが、依然、確固たる地位を維持していると言う。
「バーバリーは、今日の他の高級ブランドより、嵐を凌ぐのにより良いポジションにいる。」
報告によれば、バーバリーは1/3の製品の出荷を空輸ではなく船便に変えた。これはサプライチェーンソフトへの投資により実現されており、ハンドバッグの輸送コストを7ポンドから70ペンスに節約した。
「私たちは、高級品事業において、サプライチェーン、IT、インフラ投資の75%を完了し、利益を生むための準備ができている。」とアーレンツ氏は言う。
バーバリーは、2009年から2010年にかけてのコスト削減が、2,000万ポンドに達すると見込んでいる。
今年前半期では、バーバリーは、デパートにおける売場面積を広げる一方、新たに5店舗を開店した。とりわけ、小売の床面積は13%増加している。
FTSE250種総合株価指数の株価は、18ペンス、9%下落し、11月18日段階で、182.25ペンスであったが、バーバリーの総売上は、9月末までの6ヶ月間で、20%増加し、53,900万ポンドに達した。一方、税引前利益は1%上昇し9,700万ポンドに達している。
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