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2008/12/13


タグ・ホイヤーがオンライン販売

Business Standard

フランスの高級ブランドグループであるモエヘネシールイヴィトン(LVMH)に属する、スイスの時計メーカーであるタグ・ホイヤー(TAG Heuer)が、オンラインでの自社販売を計画している。同社は、オンライン販売を、強力なマーケティングモデルであるとともに、経済的な販売、流通手法とも見ている。

この動きは、世界経済の低迷を背景に、タグ・ホイヤー独自のブティックを徐々に作り上げていくという、同社の計画に沿ったものだ。「我々には、世界に自社製品を売っていくだけの十分なブティックはありません。そして、マスチャネルとなっている時計店やジュエリーショップでは販売したくありません。」とタグ・ホイヤー社長、兼、CEOのジャンクリストフ・ババン氏(Jean-Christophe Babin)は言う。

同社は、インターネット販売用の、ハイエンドで高級なアクセサリー・小物製品の開発をしようとしている。「我々は、携帯電話だけでなく、インターネット販売のための高級アイテムや、テクノ・デザインのアクセサリー・小物製品を売る機会を模索している。」とババン氏。

タグ・ホイヤーは、既に、メモリースティック、外付けハードウェア製品や、男性向けテクノアクセサリーをデザインしている。「これら製品は、タグ・ホイヤーの持つ高度な技術で作られており、現在、我々はこれらの製品をテストに取り組んでいる」と付け加えた。同社はまた、これら新製品の小型化することで、顧客の負担する送料を従来よりも減らし、オンライン販売に対する障壁を軽減しようとしている。

タグ・ホイヤーはこれまでに、オンライン・セレクトショップとのタイアップで、eコマース分野に進出しており、これは、オンライン販売確立のために、高級時計の全ラインアップをオンライン販売するという、高級ブランドでは先進的な試みであった。同社は、インターネット広告に、より投資を集中させることを計画している。業界推計によれば、従来チャネルがまだ成長している一方、インターネット広告は、40%の成長を見せているとのことだ。

「平均的な人は、インターネットに2時間、新聞に10分を費やしている。これを考えれば、広告に関して、インターネットチャネルにある程度の投資をすることは当然のことだ。」とババン氏。

タグ・ホイヤーは近頃、国内のオンラインキャンペーンを開始し、特定のWebポータルで、タグ・ホイヤーのロゴを見ることができる。同社はまた、ロゴ付きのアナログ時計をWeb上に用意して、Google、MSNライフスタイルやその他などのウェブサイトに、タグホイヤー時計を「タグ」するよう、企業のエグゼクティブに呼びかけている。

経済の減速にもかかわらず、タグ・ホイヤーは、自国で2桁の成長を記録し、国内第3位のブランドとなった。「我々の平均販売額は、45,000ルピーから100,000ルピー以上となり、これは自社の国内での成長見込みの指標としている」とババン氏は言う。。

同社は、自国24都市、74店舗で、昨年、11,000近くの時計を販売した。





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