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2010/09/26


2009年の国内インポートブランド市場規模は8,946億円に縮小

2009年のインポート衣料品・服飾雑貨市場規模は、小売金額ベースで前年比84.1%の8,945億8,900万円に縮小したことを矢野経済研究所が「国内インポートブランド市場に関する調査結果2010」にて報告した。

同レポートでのインポートブランドとは、『EU、及び米国直輸入の「レディスウェア」、「メンズウェア」、「ベビーウェア」、「ハンドバッグ・カバン・革小物」、「靴・履物」、「ネクタイ」、「スカーフ・ショール・ハンカチ」、「レザーウェア」、「ベルト」、「手袋」の主要10分野』を指しているが、2009年の市場規模は小売金額ベースでピークの1996年時(1兆8,971億円)の半分まで減少し、市場の黎明期と言われた約20年前の水準まで収縮したという。

景気に大きく左右されやすいラグジュアリーインポートブランドであるが、市場縮小の要因には次の4つの理由があるという。

ラグジュアリーインポートブランド市場は、90年代の「雑貨」「革小物」を核とした大衆化路線によるブランドの「ビックバン」(誕生)から始まり、この熱が冷めた2000年代、それを埋めるべく、「アクセシブル」(手に届きやすい)ゾーンまで広がった「マス」の時代を終えて、その市場規模も含め、より本来のマーケットの姿に立ち返る原点回帰に向かっていると同レポートはまとめている。

今後のラグジュアリーインポートブランド各社にとって、本来の自社ブランドの強みや顧客を見直し、市場におけるポジショニング明確にした上でマーケティングを進めていくことが今後の日本市場において重要であるようだ。





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