2010/11/13

中国の中古高級ブランド品市場

ルイヴィトンのハンドバッグを買うために食事を切り詰めるような一部の中国人にとって、中古高級ブランド品市場の成長は天からの恵みである。

欧米や日本では過去数十年間で中古高級ブランド品に特化した店舗はいたる所で見られるようになったが、中国本土ではまだ初期の段階にあるようだ。中古ブランド品を扱う店舗やオンラインストアの品質や人気は高まり始めており、今後の中国高級ブランド品市場の成熟や消費者の『トレードアップ（高価品への買い替え）』を考えると大きな可能性が見込まれる。

中国国内のニュース記事によれば、中古高級ブランド品ショップの今後の成功には『win-win』の関係が鍵であるようだ。消費者は通常では買えないような商品が買えるようになり、ショップは大きな利益を得つつ在庫の回転を早めることができる。

以下記事の引用：

”ある中古高級ブランドを売るオンラインストアには、ルイヴィトン、グッチ、プラダ、シャネルなどのハンドバッグがあり、価格はどれも数千元から数万元するが新品に比べると30%～70%安かった。オンラインショップオーナーが言うところによれば、中古ショップでの価格設定はかなり複雑である。明晰な判断を下すためには、減価率、製造元、版、スタイル、製造年などを理解しなければならない。「同じブランドやスタイルの製品が二つあっても、製品の状態や年齢によって異なるんだ。」「しかし全体的に私の店で売っているものはそんなに古くはないよ。70%くらいの『新しさ』はある。」

「たとえばルイヴィトンの場合、新品は10,000元（1,464ドル以上）であるが、その中古ショップでは3000元（439ドル）で買取り、２倍の6,000元（878ドル）で再販してるんだ。」高級ブランド品市場に詳しい専門家は言う。”

中古高級ブランド品市場には常にリスクが伴う。特に、蔓延する偽造は問題である。ニュース記事は、中古ショップオーナーが再販する商品を検品する際には、正しく品定めをするための鋭く抜け目のない目が必要であると結論付けている。もし顧客が買わないものにお金をはたけば、損失を埋めるのは本人である。

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