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2011/06/05


コーチが中国のメンズマーケットに注目

FT.com

アメリカの革アクセサリーブランドのコーチ(Coach)が、香港での株式上場を予定している。男性用ハンドバッグや、その他高級品で大きな利益の見込める中国市場にアクセスするための戦略の一部であるとみられている。

同社は、ヨーロッパの強豪であるLVMHやバーバリーと同様、株主や顧客層を世界に広げたいと考えているようだ。中国では、個人投資ができる人と男性バッグの所有者はしばしば同一人物である。今回の上場は2011年末までに行われる見通しである。

4月のコーチの会長兼経営責任者の発言によれば、同社は未開発の中国男性品市場への投資をしたくてしょうがないようだ。中国では男性向け製品は、ハンドバッグやアクセサリー商品の半分近くを占めている。

コーチは香港でセカンダリー・リスティングをする最初のアメリカ企業になることを信じているようだ。同社の計画は、個人投資家が活発な金融市場が、どの程度、製品マーケティングに影響を及ぼすかの良い例になるかもしれない。

コーチはアジアでお勧めの株式であり、それが金融市場で働く人々の認知も高める。彼らは、高級ブランド品の大きな顧客層でもある。

同社は、上場に伴う追加株式の発行や資本の増強は考えていないという。香港でセカンダリーリスティングをしている他の外国企の株式も、取引量はわずかである。

コーチによれば、中国本土では高級アクセサリーやハンドバッグ消費の45%を男性が占めているという。アジア全土の場合男性の割合は25%、世界では15%であり、かなり大きな割合だ。

中国は他の国々に比べ、男性向けアクセサリー(付帯品)市場が発達しているようだ。コーチによれば、中国男性は自身での購入と、他の男性へのプレゼントの両方でこの市場に大きく貢献しているという。

これまで同社はその市場に足を踏み入れることがなく、男性の占める割合は、コーチの36億ドルの世界売上と、中国売上のわずか3%を閉めるだけであった。

広報担当によれば、中国や香港におけるターゲットは、高級品に興味があり、特定額以上の収入があり、文化大革命の後に生まれた消費者であるという。そして個人投資家はより裕福な買い物客となることを見込んでいるようだ。

コーチは現在、香港に9店舗、中国本土に44店舗を持ち、現四半期に新たに11店舗を加えることを計画している。中国での昨年の売上は倍増の1億ドルを達成し、同社は2014年までに、売上を5億ドルまでに増加し、マーケットシェアの10%を占有することを目指している。





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