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2013/01/22

中国がジニ係数を発表

中国政府が12年ぶりに所得格差を表わすジニ係数を公表し、その格差を狭める対応が必要であることを述べた。

中国国家統計局によれば昨年のジニ係数は0.474であった。ジニ係数は国の所得分散の程度を測る指標であり、0-1のスケールで0は完全な平等、1は完全な不平等を表わしている。また、社会騒乱多発の警戒ラインは、0.4と言われている。昨年の数字は、中国を世界の最も不平等な国々の仲間入りをさせるような数値である。

中国政府はこの格差の是正に注力をしていきたいとは述べているものの、具体的な計画は発表されてはいないようだ。中国はこれまでに急激な成長を遂げてきたが、その恩恵を受けたのは一部の人々であり、多くの国民の収入は大きくは変わっていない。

また、経済専門家の中には、今回公表された数値に対して懐疑的な人々も少なくは無い。ある研究所の報告によれば2010年の中国のジニ係数は0.6を超えるとも言われている。

日本の厚生労働省が公表した数字によれば、日本の2000年以降のジニ係数は0.32~0.33程度である。

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