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2008/10/18
富裕層、もしくは、少なくとも高級品を買うような人々の消費行動は、一般の人々のものとは異なっている。英国消費者に対して実施された調査によれば、高級消費者が信用危機の影響によるオンラインでの買い控えは、一般のオンライン消費者と比べて少ないことがわかった。この調査は、アフィリエイトサービス専門会社のリンクシェア(LinkShare Corp.)とフォレスターリサーチ(Forrester Research Inc.)の子会社調査会社である、ジュピターリサーチ(JupiterResearch)によって行われた。
調査では、一般のウェブ消費者の4.6%がオンライン購入額を削減を予定しているのに対し、高級製品を買っているオンライン消費者では、わずか1.5%しか削減を考えていないことが明らかになった。高級消費者のほとんどは、金融危機を認識していたが、1/3はあまりそれを心配していないと回答した。1,000名のオンライン消費者を対象とするこの調査は、8月に実施されたものだ。
また、オフラインよりオンラインでの購入を予定している消費者は、一般消費者では15%であったが、高級消費者では、 31%であった。高級消費者特徴として95%が、2つ以上のサイトで価格を比較し、多くの情報を集めながら買い物をするという。リサーチツールとして利用するサイトは、小売サイトが66%、オークションが64%、サーチエンジンが59%、カスタマーレビューサイトが55%であり、直接店頭に出向くと回答したのは全体の半数以下であった。
さらに、高級オンライン消費者の45%が、サイト上の売り込みに反応して計画外の買い物をしてしまうと回答し、これは一般消費者の倍の数値であることがわかった。
「先の見えない経済情勢にも関わらず、消費行動は変えても消費額は縮小しない消費者グループがいることが今回の調査で明らかになった」とリンクシェアの英国マネージングディレクターであるリアーネ・ディートリヒ氏(Liane Dietrich)は述べた。「オンライン消費者は、お気に入りのブティックに足を向けるよりも、オンラインサイトでより良い買い物ができることに目を向けるようになるだろう。そして、周りの友達も、その影響を受けることになるだろう。彼らは信用危機にあまり不安を抱いてはいないが、無駄なことにお金を使うこともないし、欲しいものを調べるのにより多くの時間をかけるようになるだろう。」
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