2009/09/09

インターネットに見る高級ブランド

高級ブランドと一言に言っても、バッグ、ファッション、ホテル、車など、さまざまな商品や、サービスに関する高級ブランドが存在する。　では、一般に多くの人が言うところの『高級ブランド』とは、一体何を指しているのだろう。　インターネットでは、数多くの高級ブランド製品や、サービスが、日々検索されている。　そこで、インターネットサーチエンジンで検索されている検索ワードを分析することは、それを知る上で非常に参考になるだろう。　今回は、インターネットサーチエンジン大手のGoogleで検索されているワードの分析を行う。

Googleでは、キーワードツールを用いて、特定キーワードの検索ボリュームを調べることができる。　下のランキングは、2008年9月から2009年8月の間に、『高級ブランド』というワードと共に検索された、特定製品に関するワード、トップ２０である。　つまり、最も検索されている高級ブランド製品はこれ、というトップ２０である。

１位　財布

２位　バッグ

３位　スーツ

４位　サングラス

５位　ドレス

６位　時計

７位　ベビー服

８位　ネックレス

９位　ワンピース

１０位　洋服

１１位　ジュエリー

１２位　アクセサリー

１３位　アウトドア

１４位　ショルダーバッグ

１５位　イヤリング

１６位　コート

１７位　靴

１８位　ジーンズ

１９位　ビジネスバッグ

２０位キーケース

１位は財布、２位はバッグ、３位はスーツと、いわゆる高級ブランドのイメージ通りの製品が検索されているようである。４位のサングラスは、高級ブランドと言ってピンと来るものではなさそうだが、流行と手の届きやすさから、多くの検索がされていることが考えられる。　しかし、７位に『ベビー服』が含まれているのは、少し意外な結果である。

では、実際の高級ブランドの名前として、どのようなものがあがっているのだろうか。　今度は、同期間で、『高級ブランド』というワードと共に、最も多く検索されたブランドの名称トップ１０をあげてみる。　つまり、高級ブランドとして検索されているブランド名のトップ１０である。

１位　ルイ・ヴィトン　（Louis Vuitton）

２位　フェンディ　（FENDI）

３位　グッチ　（Gucci）

４位　シャネル　（CHANEL）

５位　カルティエ　（Cartier）

６位　プラダ　（PRADA）

７位　ディオール　（DIOR）

８位　セリーヌ　（CELINE）

９位　サルヴァトーレ・フェラガモ　（Salvatore Ferragamo）

１０位　ハンティングワールド　（HUNTING WORLD）

こちらは、いわゆる高級ブランドといわれるブランドが名を連ねている。　１位から７位、そして９位は、他のランキングでも、上位に顔を出してくるブランドである。　特に１位のルイ・ヴィトンは、高級ブランドの代名詞のようなものだ。　８位のセリーヌは、ルイ・ヴィトンとともに、高級ブランドグループのＬＶＭＨに所属している、高級靴、アクセサリー、服飾ブランド。　もともとはオーダーメイドの子供革靴専門店であった。　また、１０位のハンティングワールドは、バッグを中心とした、アウトドアブランドである。　

今回、調査の対象が、日本でもっとも利用されているＹａｈｏｏ！検索でなかったことや、インターネットを利用している年齢層が２０代～４０代に多いことで多少の偏りも考えられる。　しかし、世間でいう『高級ブランド』を連想する上では、かなり有意義なデータであろう。

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