2010/03/04

芸術作品のオークション高額ランキング―トップ１０

Mirror.co.uk

２月３日、芸術作品１品に対するオークションの落札価格の新たな世界記録が打ち立てられた。　スイスの芸術家であるアルベルト・ジャコメッティの作品『歩く男』が、サザビーズ（Sothebys）のオークションで6,500万ポンド（約９４億円）で落札された。

それまでのオークションでの最高額であったパブロ・ピカソの絵画を記録を塗り替えたことになる。　次のリストは、これまでにオークションで落札された高額作品のトップ１０である。

１．『歩く男Ｉ』　アルベルト・ジャコメッティ　（£65.7M）

ジャコメッティを語る上でもっとも重要な作品の１つ。　彼は1966年に亡くなったが、このブロンズの彫刻はもともと1960年から作成されたと見られる６体のうちの１体。　今回オークションにかけられたものは1961年に製作されたものであった。

２．『パイプを持つ少年』　パブロ・ピカソ　（£65.6M）

スペインの有名な画家であるピカソによって1905年に描かれた油彩画は、1950年当初３万ドルで売りにだされた。　2004年にニューヨークのサザビーズで再び売りに出されたとき、驚くべき£65,813,340（$104,168,000）で落札された。

３．『ドラ・マールと猫　パブロ・ピカソ　（£60M）

ピカソの恋人であるドラ・マールと猫が1941年に描かれたこの立体派の絵に描かれている。　匿名のロシア人がニューヨークのサザビーズで2006年、この作品を60,090,818ポンドで競り落とした。　この額はプレオークションでの見積り額のほぼ倍額であった。

４．『アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像II 』　グスタフ・クリムト　（£55.3M）

オーストリアの抽象画家であるグスタフ・クリムトのこの肖像画には、2006年ニューヨークで55,307,080ポンドの値が付いた。　描かれている女性のアデーレ・ブロッホ＝バウアーは、彼の作品に出資をしていた実業家のフェルディナンド・ブロッホ＝バウアーの妻であった。

５．『New York Triptych (3連作)』　フランシス・ベーコン　（£55M）

アイルランド画家の作者によるこの一続きの絵画は、この絵の個人所有者がテート・ブリテンに貸し出して2008年ロンドンで展示されていた。　その個人所有者であるロマン・アブラモヴィッチ氏は2008年にこの作品を55,091,767ポンドで、あの有名なシャトー・ペトリュスを製造を製造しているフランスワインの権力者から買い取った。

６．『医師ガシェの肖像』　フィンセント・ファン・ゴッホ　（£52M）

崇拝されているオランダ人アーティストであるゴッホが1980年に描いた油彩画は、当初1897年に彼の義理の妹によって300フランで売りに出された。　93年後この絵はさらに大きな価値を認められ、クリスティーズニューヨークで52,074,000ポンドで落札された。

７．『睡蓮』　クロード・モネ　（£50M）

フランス印象派画家である作者の連作の１つであるこの作品は1919年に描かれ、ロンドンのオークションで50,743,636ポンドで落札された。　この絵は８０年前に一度、一般公開されたきりである。

８．『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』　ピエール＝オーギュスト・ルノワール　（£49M）

ムーラン・ド・ラ・ギャレットとはパリにある風車のことであり、フランスの印象者画家であるルノワールは、1876年、風車の近くでの日曜午後のパーティーを描いた。　この絵はニューヨークのサザビーズで1990年のオークションで£49,296,720 ($78,100,000)で落札された。

９．『幼児虐殺』　ピーテル・パウル・ルーベンス　（£47M）

聖書に基づいたこの傑作は、2008年にトロントのＡＧＯ（Art Gallery of Ontario）に寄贈されるまで、ロンドンのナショナル・ギャラリーの壁を飾っていた。　この絵は2002年にロンドンで47,927,294ポンド($75,930,440) を払ったカナダの新聞王のケネス・トムソンが所有している。

１０．『White Center (Yellow, Pink and Lavender on Rose)』　マーク・ロスコ　（£45M）

この作品は2007年に売りに出され、当時のロスコ作品の最高価格の３倍の値が付いた。　ニューヨークで£45,954,756 ($72,840,000) で落とされたこの作品は、戦後の芸術作品のオークション価格として最高価格を記録した。

芸術作品のオークション高額ランキング―トップ１０

サイト内リンク

他サイトへのリンク