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2010/08/27
中国への外国直接投資が今年7月に増加した。第2四半期に日本を凌いだ中国市場にフォルクスワーゲン(VW)からメルコまでさまざまな企業が期待を寄せている。
中国は今年、世界経済成長の3分の1を担うと予測する専門家もおり、国際通貨基金は、政府による消費と投資を促す政策を受けて、今年の中国の成長予測を10.5%に引き上げた。この成長は、米国の3倍のペースである。
中国経済の成長は第2四半期に減速したものの、依然、世界経済にとって最重要の成長の原動力である。
日本の内閣府の発表によれば、日本の第2四半期の名目GDPの総計は1兆288億ドルであり、中国の1兆337億ドルに及ばなかった。
昨年、中国は外国直接投資の第2の受け手であり、米国の1,300億ドルに次ぐ950億ドルであった。
温家宝首相と、陳徳銘商務部部長は先月、BASFやシーメンスからの外国企業の外国投資状況の悪化に関する訴えを退けた。中国政府は今年4月、再生可能エネルギーやハイテク・サービス業界の外国投資を増やすために、土地利用や税控除などの優遇政策を含む施策を発表している。
ゼネラルモーターズ(GM)や米薬品メーカーのメルクなどの企業は、収入増加が消費を牽引する中で、投資の引き上げを行っている。中国は今や米国を抜くGMの最大の市場であり、香港市場とあわせてパテック・フィリップ(Patek Philippe SA)を含むスイス時計の最大の市場となっている。
隠し所得
先週出版されたChina Reform Foundationの調査によれば、中国都市部の世帯可処分所得は、未報告の隠し所得のために実際には90%近くも高い32,154元と言われている。クレディ・スイスの調査によれば、中国には9.3兆元もの隠し所得があり、そのほとんどは富裕層に流れ込んでいる『非合法・半非合法』所得であるとのことである。
米国政府の管理下から逃れるためにIPOを計画しているGMは、先月、上海にテクノロジーセンターを着工し、2億5,000万ドルの投資を予定している。ヨーロッパ最大の自動車メーカーのVWは先月、今後4年の生産量倍増計画の一環として組立工場を中国東部に建設することを発表した。中国は世界最大の自動車市場として、昨年米国を追い抜いている。
メルクは東部の都市である杭州に、現地政府と提携して、製造拠点の建設を開始したことを発表した。
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