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2011/02/09


最も高価なエリートクレジットカード

Forbes.com

一般顧客からの損失を埋めるため、さまざまな銀行が富裕層向けのクレジットカードに力を入れているとForbes.comは記事『The Most Expensive Credit Cards(Apr, 2010)』で伝えている。

高い失業率と自己破産の増加で、銀行各行のクレジットカードビジネスは過去数十年で初めて損失を計上したという。そのため、各行は普通の人には届かない富裕層をターゲットとしたエリートカードの売り出しに積極的であるという。

エリートカードには高額な年会費と、25万ドルを超えるといわれる最少利用要件がある一方で、プライベートジェットのチャーターやヨットのレンタルなどにも使うことができる。また、カードはチタンやカーボンで作られていたり、ダイヤモンドチップが埋め込まれているのが一般的である。

これらエリートカードを富裕層に持ってもらうことは、一般の消費者がカードを持つことに比べて、銀行やクレジットカード会社にとってメリットは大きのだという。それはなにもも彼らが一般消費者に比べ特別に大きな額を利用することが理由ではない。エリートカードの持ち手は優れた信用の持ち主であるため、銀行やカード会社が損失を被る可能性が低く、そのために確保すべき資本も少なくて済むのだという。

2009年、23の大手クレジットカード発行企業のROA(総資産利益率)はマイナス0.29%であり、クレジットカード債権の圧力を常に抱えている銀行にとって、このような信用の高いエリートカードへの注力は今後も続く傾向であるようだ。さらに金融危機による会計基準の変更により、クレジットカード債権に対する要件が厳しくなった中で、エリート顧客はひときわ魅力的になっているようだ。

この記事では最も高価なクレジットカードとして、11のクレジットカードが紹介している。そのほとんどは、招待制か非常に裕福な消費者のにしか手の届かないものであるが、カードホルダーには非日常的なイベントや旅行、ショッピング、その他サービスなどの特典が用意されている。





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