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2009/03/15
世界金融市場の暴落により、2008年の世界長者晩受けに掲載された10億ドル(約974億円)以上の資産家の数は2008年、30%減少したと、米誌フォーブスが報告した。
「世界の富は荒れ果てた」と、フォーブスはウェブサイト上の長者番付で言明した。「他の人々と同様、世界の最富裕層も、昨年、金融恐慌の影響を大きく受けてきた。」
マイクロソフト創始者のビルゲイツ氏の総資産は、1年前の580億ドルから400億ドルに落ち込んだ。
しかし、他の世界最富豪の2人が、彼よりも資産額を減らしたために、ゲイツ氏は、第1位のタイトルを取り戻したと、誌面は述べている。
バークシャー・ハサウェイのCEOである、昨年第1位のウォーレン・バフェット氏は、総資産が620億から370億に落ち込み、第2位にランクを下げた。
一方、メキシコビジネスの有力者であるカルロス・スリム・ヘル氏は第3位であり、資産は昨年の600億ドルから、350億ドルに落ち込んだ。
とりわけ、長者番付の人数は、昨年の1,125人から、796人に減少したとフォーブスは述べている。番付全員の総額は、昨年から2兆ドル減額し、2兆4,000億ドルとなった。
しかし、米国にとって良いニュースもあった。「近年の落ち込みから、米国は世界の富の宝庫としての勢力を取り戻しつつある」とフォーブスは述べている。「米国人は、番付の44%の金額を占め、人数の45%を占め、昨年からそれぞれ7%、3%の伸びであった。」
また、ウォールストリートが影を落とす一方、ニューヨークシティは、世界長者の中心としてのタイトルを、昨年トップのモスクワから取り戻した。
ニューヨークは番付中55人を占めており、2番手としては、ロンドンが28人。さらにモスクワの27人、香港21人、ロサンゼルス17人、ダラス14人、イスタンブール13人、サンフランシスコ12人と続いている。
ゲイツ氏、バフェット氏、スリム氏に続くトップ10のランキングは以下である(名前 [収入源] (2008年の総資産))。
No. 4: ラリー・エリソン [米国大手ソフトウェア企業オラクル・コーポレーション] (225億ドル)
No. 5: イングヴァル・カンプラード [スウェーデン小売イケア] (220億ドル)
No. 6: カール・アルブレヒト [ドイツ大手スーパーマーケットのアルディ] (215億ドル)
No. 7: ムケシュ・アンバーニ [インド石油化学製品] (195億ドル)
No. 8: ラクシュミ・ミッタ [インド鉄鋼企業] (193億ドル)
No. 9: テオ・アルブレヒト [ドイツ大手スーパーマーケットのアルディと、米国チェーンのトレーダー・ジョーズ] (188億ドル)
No. 10: アマンシオ・オルテガ・ガオナ [スペイン小売] (183億)
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