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2009/05/06


不況時の日本のファスト・ファッションの法則(2)

TIME

フォーエバー21の店舗は巨大であり(彼らは多種多様な商品在庫を持ち、それらを頻繁に入れ替えている)、日本の都市部でそのような大区画の土地を探すことは容易ではなかった。 原宿に見つけた19,000スクエアフィートの店舗区画は、昨年開店したニューヨーク・タイムズ・スクエアの店舗のたった5分の1でしかないと、社長のAlex Ok氏は述べた。 とはいえ、探していたものは見つかり、彼は今、日本の倹約市場に入り込む自身を見せている。 「グッチのハンドバックと、フォーエバー21のトップ」、Ok氏は言う。 「これが買い物通の消費者の考え方だ。」

今回オープンした店舗は、始まりに過ぎないとフォーエバー21は考えている。 同チェーンは、昨年、タイ、韓国、中国に店舗をオープンさせ、今や世界13カ国に、460店舗ある。 フォーエバー21エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントであるLawrence Meyer氏によれば、同社はさらに日本で100店舗をオープンさせる計画であるという。 不景気は関係ない。 「女性はいつも買い物をしたがっている」と同社の日本市場アドバイザーののWedda Uyeda氏は言う。 「皆、キャンディー屋にいるように買い物を楽しみたいのです。日本のどの会社もそのことに気づいていないと思います。」

これまで、ユニクロは、このセグメントにおいて業績を伸ばしてきた。 低価格オシャレ衣料の第1人者であり、ユニクロを抱えるファーストリテーリングのトップである柳井正氏は、フォーブスマガジンによる日本の長者番付トップである。 ほとんどの小売業が、既存店売上を5%から15%にまで落とす中で、ユニクロの既存店売上は、2008年に2.9%伸ばし、今年2月までの6ヶ月では12.9%伸ばした。 「ユニクロは、現状で、唯一の勝者です」とクレディ・スイスのムラタ氏は言う。 彼は、フォーエバー21やH&Mのような海外からのファスト・ファッション企業がユニクロに対抗するためには、品質にさらなる注意を払わなければいけないと考えている。 しかし、フォーエバー21のOk氏は、自社ブランドの成長に自信を見せており、時勢も味方していると考えている ― 不動産市場が弱気であり、首都圏に大型店舗を作りやすい環境になっている。

確かに、日本から『安い』という言葉は連想しないと思う。 しかし、安い土地、安いオシャレなど、広がり始めている。

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