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2009/06/23
高級ブランド企業は、消費控えにしゃがみ込む(2)
地域により、見通しはさまざまである。 ロシアや中東は、消費低迷に揺らぐ見通しである一方、中国は、今年成長する数少ない新興市場になりそうである。
「この四半期に、市場が回復することを期待しています」と、Ramesh Prabhakar氏は言う。彼は、中東の高級ブランド流通大手である、ドバイRivoli グループ のマネージングパートナーである。
スウォッチが株主であるRivoliは、昨年の11月から今年の5月まで、高級ブランド部門の業績が昨年比で１５〜３５％落ち込んだ。
日本は、これまで、米国と西欧に次ぐ、世界3位の高級ブランド市場であったが、現在長引く不況の真っ只中にいる。 エルメスによれば、同社の日本売上は1月以降、１０％落ち込んでいる。
詳細な情報としては、日本では多くの男性が節約し、ダイヤモンドの指輪を買わなくなっている。
しかし、米国では、在庫の減少やなど、回復の兆しに注目し、昨年クリスマスの大量解雇の繰り返しを避けようとしているエグゼクティブたちもいる。 昨年クリスマス、業界は、在庫一掃のために、極端なディスカウントをしなければならなかった。
「世間では、今、芽吹きが現れ始めている」と、米国高級デパートサックス（Saks）のチーフエグゼクティブであるStephen Sadove氏は言う。 「我々は、回復の始めの段階にいるのである。」
ファッションブランドのジューシークチュール（Juicy Couture）は、売上が好調で、今年の年末休暇シーズンに、既存点売上で、１０％近い増加を記録できるかも知れないと自信を覗かせている。
超富裕層を相手にする企業は、一般的に、不景気の影響をあまり受けないと言われているが、さらに好調を維持している。
ロールスロイス社(Rolls-Royce Motor Cars)は、新型のゴースト（Ghost）により、売上が２倍になると予測している。 また、オークションハウスのクリスティーズ（Christie’s）は美術品市場は、富裕層の収集用ファッションのために、前回の不景気ほど厳しくはないと述べている。
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