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2009/09/13


カルティエ、4年間で中国の店舗を2倍に

REUTERS

中国は、今後4年のうちに、カルティエ(Cartier)にとって最大の市場になりそうだ。 9月3日に開かれた『中国投資サミット(China Investment Summi)』で、カルティエのベルナール・フォーナス社長兼最高経営責任者は、中国本土における同社店舗数の2倍を目指すことを発表した。

フォーナス氏によれば、高級ジュエリー業界は、金融危機による最悪の事態を脱したのだという。 中国や中東における需要の伸びが、これまで販売の中心であった、日本や米国の市場の衰えを補ったためである。

「店舗数については、これから4、5年の間に55店舗から60店舗にするくらいです」と、フォーナス氏は抱負を語った。

カルティエはスイスの高級ブランドグループ、リシュモン(Richemont)の傘下にあり、LVMHやエルメス(Hermes)に次いで、世界で3番目に大きな高級ブランドグループである。

カルティエは現在、中国の18都市に32店舗を保有しており、中国は、日本に次いで2番目の市場となっている。

しかし、このような良いニュースがあっても、これまでの最大拠点である日本と米国が、消費者の需要の低迷にあえいでいることは、同社にとって悩みの種である。

「うまく行けばあと3、4年でしょう。 中国は、我々にとって世界最大の市場になるでしょう。」フォーナス氏は、北京に程近い港町の天津など、第2層の都市への拡張計画にも言及した。

同氏によれば、カルティエは、既に中国ではナンバー1の高級ブランドであるという。

親会社のリシュモンは、金融危機対策として、雇用凍結や雇用削減など、既にほとんどの手を打っていると、フォーナス氏は言う。 『最悪の状況はもう過ぎ去ったのだと、願っています。』





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