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2009/10/14
ベルサーチ、日本での戦略を見直し
イタリアファッションブランドのヴェルサーチ（Versace）は、日本での業務を再編し、会社全体としての戦略を見直す予定であることを、広報を通じて発表した。
「新ＣＥＯのGiangiacomo Ferraris氏の就任に伴い、全ての事業戦略が見直されています」と、広報担当者は述べている。
セレブのお気に入りとしてガウンが有名なヴェルサーチだが、同社はこれまでに、日本の既存店舗を閉店し、流通ルートを新たに一新することを予定している。
「日本のヴェルサーチのブティックは、もはや、ブランドイメージを象徴するものではなくなってしまいました。 そのため、それらブティックを閉じ、白紙の状態にする方が会社として有益だと感じているのです。」と広報担当は言う。
このような方法をとることで、ヴェルサーチの日本事業は、「活動的、積極的に、あたらな立地を見つけ、より適切な流通チャネルを見つけることができるのです。」
これに先立ち、すでに数年前、日経ビジネスデイリーが、ヴェルサーチが日本の卸売事業から撤退することを、また、今年の7月には既に3つの直営ブティックを閉鎖したことを報じていた。
広報担当は、現在、日本に店舗を置いていないこと以上の、日本市場における同社の戦略を明言することを避けた。
日経によれば、ヴェルサーチの日本市場における売上は1980年代後半に急激に成長したが、現在の景気低迷により悪化した見込みである。
今年９月、同ブランドのデザイナーであるドナテラ・ヴェルサーチ氏は、ある新聞インタビューにおいて、今回の経済危機は、より創造的なアイディアを出す良い機会ではあったが、コストの合理化をする必要があったと語った。
非上場企業であるヴェルサーチの競合には、リシュモン（Richemont）やLVMH、ブルガリ（Bulgari）が名を連ねる。
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