2009/11/24

アメリカ富裕層のクレジットカード、トップ６

近頃は、ある人がお金持ちかどうかの判断は、腕時計やネックレスや靴ではなく、財布の中にあるプラスチック製のある物によって分かる。　クレジットカードである。　クレジットカードからは、個人の消費能力や信用履歴がうかがい知れる。　金融機関は、個人の莫大な資産や収入、繰り返しの消費活動やクレジット履歴に基づいて、カードの発行に厳しい条件を設けている。　したがって、この種の高級クレジットカードを財布から取り出せば、それを受け取った店員は、その人がお金持ちかどうかが簡単に分かるのだ。　そして、高級クレジットカードはいまや大金を扱う富裕層にとって、ただのクレジットカードではない。　もはや、ステータスシンボルなのである。

では、現在米国で入手できる上位６つの高級クレジットカードを紹介しよう。

アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード / American Express Centurion Card （通称、ブラックアメックス、ブラックカード The Black AMEX）

アメリカン・エキスプレスの最上級クレジットカードであると共に、米国でも最上位の高級なクレジットカード。チタン製。セレブや富裕層がひけらかしたことから、最も有名なステータスシンボルとなった。入会費5,000ドルと年会費2,500ドルが必要であるが、入手するには、自分で申し込むのではなく、現在アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持っていて、年間25万ドル以上利用している方のみが招待を受ける。現在、世界で3万人から10万人がこのカードを保持している。

アメリカン・エキスプレス・プラチナカード / American Express Platinum Card

センチュリオンカードに次ぐ、高級クレジットカード。ブラックカードほどのステイタスは無いものの、非常に高級なクレジットカードであり、簡単には発行されるものではない。アメリカン・エキスプレスのグリーンカードまたはゴールドカードを持っており、収入などによって審査される。年会費は450ドルとブラックカードよりも低めながら、ブラックカードと同様の特典も受けられる。

VISAブラックカード/ Visa Black Card

アメリカン・エキスプレスのブラックカードのライバルとして、今年新たにバークレイ・バンクから発行されたクレジットカード。カーボン製。希少性やステイタスを出すため、年間５万ドル利用する方で、米国人口の1％の方にしか発行しないと公表している。年会費は４９５ドル。しかし、会員数が非常に限られるという一方で、誰でも申し込むことができる。

シティ・チェアマンカード/ Citi Chairman Card

アメリカン・エキスプレス・ネットワークと提携しており、同様の高級クレジットカード特典を受けることができる。当初、シティグループのスミス・バーニー部門の顧客の要望に応えて発行した。年会費５００ドル。

バンク・オブ・アメリカ・アコレード/ Bank of America Accolades

アメリカン・エキスプレス・ネットワークと提携。年会費２９５ドル、年間５９万5,000ドルの利用でアメリカン・エキスプレス・ネットワークと同様の特典が受けられる。このカードは、バンク・オブ・アメリカに６桁以上の資産を貯金しており、厳しい審査を通過した方のみ所有できる。

ストラタス・リワーズ・VISAカード / Stratus Rewards Visa Card

「ブラックカード」戦線の中で、注目の存在がストラタス・リワーズ・ビザカードである。これまで紹介した中で最も規模が小さく地味だが独自の市場を持っている。要件やメンバー数などの情報は不明だが、年会費は1,500ドルで、メンバーからの招待を受けないと入会できない。このカードにはユニークな償還プログラムがあり、ルーブル美術館やエジプトのピラミッド等、どこへでもプライベートジェットで行く事ができる。

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