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2010/01/17


アジアでの高級ブランド人気、未だ健在(2)

THE WALL STREEY JOURNAL

香港やマカオは、本土で2桁の税金を払いたくない中国本土の消費者を引きつけている。 スイスの高級腕時計メーカーのビアジェ(Piaget)にとって、ウィン・マカオにある店舗は世界でもっとも成功している店舗であるとスウィッツァー氏は言う。 「他のブランドにとっても、そこは店舗単位面積あたりの売上がアジアでもっとも多い」とのことである。

高級ブランド各社はまた、アジアでは世界の他の地域とは異なるアプローチや売り方をしていると、小売の専門家達は言う。 中国では街頭の通行人を引き付けることがより重要である。 なぜなら中国の高級市場はまだ新しく、若い消費者が中心だからである。

「中国は、もう少し大衆的なのです」とアルマーニグループ(Armani Group)の副会長ジョン・フックス氏は言う。 「ヨーロッパや米国が大金を使うのは特別な場合であり、しかもそれは階層の人のみです。」

ヨーロッパや米国の主要都市では、アルマーニは通常、高級なジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)ブランドを扱う唯一の直営店を運営し、その他のハイエンド・ファッションラインは高級デパートを通して販売している。 一方中国では、アルマーニは北京と上海に2店舗を持ち、そこでのみジョルジオ・アルマーニを販売している。 さらに、今後数ヶ月以内に上海にさらに2店舗オープンする予定である。 また、アルマーニ・ジーンズやカジュアルブランドのアルマーニ・エクスチェンジなどを含むその他のラインに関しては、アルマーニは中国に約45の店舗を所有している。 これは米国の25店舗と比較しても、最大のマーケットであることが分かる。

この調査ではまた、高級ブランド品を購入する際の罪悪感に関しても評価している。 米国では回答者の約半数が、高級ブランド品を購入する際に罪悪感を感じると回答している。 アメリカ人にとっての高級品は、しばしば「必要以上のもの」と考えられている。 これと対照的に、インド人では高級品を「品質」や「ライフスタイル」と回答する人が多かった。

インド人回答者のおよそ4分の3が、高級品にお金をかけることに何ら罪悪感を感じないと回答した。シノベイト社のインド担当調査員であるミック・ゴードン氏によれば、インド人は貧困の広がりをよそに、高級品を国家の経済発展の象徴として考える傾向があり、いずれは増え続けるインド人の利益につながると考えているという。

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