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2010/02/24
雑誌ユーロマネー(Euromoney)の最新のプライベートランキング調査(Private Banking Survey)で、昨今の金融業界の低迷が、明らかとなった。
通常はあまり変動のないこのランキングでは、今年、クレディ・スイス(Credit Suisse)が昨年の4位から1位へと大きく動き、世界トップのプライベートバンクとなった。 また、調査の始まった2004年以降1位であったUBS AGは、3位に落ち込んだ。 HSBCは昨年と同じく2位のままであった。
ユーロマネーによれば、クレディ・スイスの躍進は、金融危機以前から同社のウェルスマネジメント、アセットマネジメント、投資マネジメントの連携を強化する方針をとったためである。
「3年前、(クレディ・スイスは)、先見の明を持って富裕層顧客やステークホルダーの要望を考え、今実を結んだ戦略−完全な統合−を実行することを決めたのです」とユーロモニターは言っている。
ユーロマネーによるプライベートバンク・ランキングの結果は次のものである:
1.Credit Suisse
2.HSBC
3.UBS
4.Citi
5.JPMorgan
6.BNP Paribas
7.Julius Baer
8.Deutsche Bank
9.Bank of America Merrill Lynch
10.Pictet
ユーロマネーによるプライベートバンク調査は、プライベートバンキングの市場調査担当、及び、現場スタッフからのインプットを含んだ、業績データと評価などに基づいてランク付けを行っている。 同誌によれば「匿名性の重視や代表サンプルを見つけることの難しさから」顧客は調査対象としていないとのことである。
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