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2010/03/19


独ラベルクス・グループが高級ブランドの追加を検討

Business week

ドイツの億万長者レイマンファミリー(Reimann Family)創設の高級企業、ラベルクス・グループ(Labelux Group)は2日、高級靴メーカーのバリー・インターナショナルAG(Bally International AG)などを含む自社ブランドに、今年新たなブランドを加える見込みである。

ウィーンを本社に置くラベルクスのCEO、Reinhard Mieck氏は、消費者にとって資産的価値が高く、歴史あり、若く可能性がある才能にあふれた、大ブランドを探していることを、電話取材で明らかにした。 しかし、具体的なブランドについては明らかにしなかった。

「もし理想的な相手がいて、手に入るのであれば、今年手に入れることもあるかもしれません。 しかし、特に急いでいるわけではありません」とCEOのMieck氏は語った。 今年1月に英レキット・ベンキーザーPlcからラベルクスに加わったばかりの同氏によれば、ラベルクスは投資に上限を設けていないとのことである。

ラベルクスは、レイマンファミリーのJoh. A.ベンキーザーSEに属している。 Joh.A.ベンキーザーは香水メーカーのコティ(Coty Inc.)や、世界最大の家庭用洗剤メーカーであるレキット・ベンキーザー株式の15%以上を保有している。

ハイエンド向けアパレル、ジュエリー、アクセサリーに対する消費が抑制されたことで、昨年の高級品の販売額は固定為替レートで6%落ち込んだと、Oddo Securities社は今年1月に見積もっている。

近年の市場の不調によりファッション業界に対する投資機会は増加していると、カーライルグループのイタリアのプライベート・エクイティ事業代表であるマルコ・デ・ベネデッティ氏は述べていた。

提案

Mieck氏によれば、ラベルクスは投資を求める高級ブランドから、ほぼ毎日申し出を受けているという。 ラベルクスは長期的な投資を考えているために興味を集めているのだろうと、同氏は付け加えた。

「短期的な収益性よりも、ブランドの長期的な可能性を見ているのです。」

条件に適った候補者が見つかるまで、ラベルクスは現在のブランドポートフォリオにもつ、スイスのバリーや、ニューヨークのファッションブランドのデレク・ラム(Derek Lam)、英ジュエリー会社のソランジュ・アザグリー・パートリッジ(Solange Azagury-Partridge)や、伊のアクセサリーブランド、ザグリアーニ(Zagliani)に重点的に取り組んでいくという。

Mieck氏は前任者Berndt Hauptkorn氏の後任として、昨年11月からバリーのCEOとなった。





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