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2008/09/05


金持ちが教えない10のこと(3)

SmartMoney

7. 「私はBクラスの生徒だった」

良い成績は成功への鍵であると言った母親は正しかった―必ずしもそれが金持ちにつながる訳ではないが。『ミリオネア・マインド(The Millionaire Mind)』という本によれば、富裕層の大学での平均GPAは2.9、SATの平均スコアは1190であり、ハーバード(Harvard)にはとても届かない。AmEx/Harrisonによれば、実際、59%の富裕層は州立大学出身だ。

富裕層が成功への鍵を聞かれたなら、彼らはまず、努力することをあげるだろう。そして、教育、決断力、「他人を尊敬すること」を続けるだろう。また、学校で学んだことは、勉強の仕方や自分を律する方法ほど重要ではなかったと言うだろう、とハリソングループのヴァイス・チェアマンであるジム・テイラー氏(Jim Taylor)は述べている。48%の富裕層が上位の学位を取得しており、エリート大学がウォールストリートやシリコンバレーでキャリアを積むための扉を用意していることは認めよう(そこで形成されるネットワークが大きな財産であることは言うまでもなく)。しかし、Ph.Dを取得している富裕層は、何とか学校を卒業できた人ばかりだ。一例として、キヨサキは、クラスの優秀な生徒の「近くに座る」とこで、大学の微積分学の授業を生き残ることができた―「死に物狂いでカンニングしたよ」と彼は言う。

8.「フェラーリが好き?レンタルです。」

なぜレンタルならば1ヶ月175ドルで借りられるのに、次のシーズンには流行遅れになるだろうベルサーチ (Versace)のバッグに3,000ドルを支払うだろうか?同様に、25,000ドル払えば年間のうちの数週間自分のものになるフェラーリ (Ferrari)を、250,000ドル支払って購入するだろうか?ジェット機の「分割所有」をさせてくれるクラブは最近では一般的であり、このコンセプトは、外車や美術品のような最高級品にも適用されている。このコンセプトはどのくらい流行っているだろうか?プリンス&アソシエイツ(Prince & Associates)によれば、50%以上の富裕層が、向こう12ヶ月以内に高級品のレンタルを考えているという。ハンドバッグが一番人気であり、車、宝石、時計、美術品が続いている。例えば、バッグ・ボロウ・オア・スティール(Bag Borrow or Steal)のようなオンライン企業が、1週間15ドルからの価格で、常に最新デザイナーのアクセサリーやジュエリーを身に着けたいという顧客の要望を満たしている。

カリフォルニア州、サンタ・クララに住む、富裕層ソフトウェアエンジニアのスザンヌ・ガーナー氏(Suzanne Garner)にとって、100,000ドルの車を持つことに財務的な意味はない(彼女はマツダのミアータ[Mazda Miata]に乗っている)。代わりに、ガーナー氏は、フェラーリやランボルギーニ(Lamborghinis)、その他外車を週末に借りることのできる、サンフランシスコの分割所有カー・クラブ、クラブ・スポルティバ(Club Sportiva)の会員資格に年間30,000ドルを支払っている。「私のすべては車よ」と彼女は言う。他の人々も同様のようだ。フェラーリのライトの前で、ガーナー氏はピックアップトラックに乗った男性からプロポーズを受けた(彼女はそのプロポーズを受け入れた)。

9. 「お金で幸福が買えることがわかった」

お金を稼いでいない人には励みにならないだろうが、お金持ちにとっては違うようだ。「米国には裕福な人以上に幸福な人はいない」と、ハリソン・グループのテイラー氏は言う。約70%の富裕層が、お金が幸福を「生み出している」と言っていると彼は述べる。ウォートン・スクール・オブ・ビジネス(Wharton School of Business)の最近の調査によれば、高所得は、日々の満足度に関連しているという。しかし、幸福に導くのは必ずしもベントレー(Bentley)やマノロブラニク(Manolo Blahniks)というわけではない。「何を買おうが自由だ」ウォートンの調査結果の共著者であるベッツィ・スティーブンソン(Betsey Stevenson)氏はいう。

さらに、ウォートンの調査結果によれば、鬱の発症確率は富裕層の方が低く、ランド・コーポレーション(Rand Corporation)の上級労働経済学者であるジェイムズ・スミス氏(James Smith)が言うには、金持ちはそうでない人々より健康であるという(実際、健康と幸福は、富と幸福くらい密接に関連していると、スミス氏は言う)。ウォートンの研究によれば、富裕層は、より尊敬されたり、良いものを食べるのは言うまでもなく、よく微笑み、笑うという。「多くのお金があれば、人々は異なる日々を過ごすことができる」とスティーブンソン氏は言う。

10. 「他人は周りを気にするが、私はより良くすることを考えている」

財は幸福を招くかもしれないが、中流クラスの富裕層は、10万ドルの小切手を寄付して、所有する小島に隠居するような、その先の超富裕層の生活をする余裕がない。ペンシルバニア州立大学(Pennsylvania State University)の社会学者であるグレン・ファイアボー氏(Glenn Firebaugh)は言う、「人を幸福にするのはどれ位稼いでいるかではない。仲間と比べてどれ位稼いだかだ。」

実際、フィデリティによれば、全ての富裕層の中で40%は、引退してから自分の生活が悪化し、死ぬ前にお金が底を尽いてしまうことを恐れている。もちろん、年間40万ドル以上を使うような、とても贅沢な生活を続けた場合は駄目だろう。「より多くのお金があればより幸せだ」とスティーブンソン氏は言う。「際限がない。」しかし、それは物事をより良くするという問題だ。「金持ちは常に上を見ている」とシーフ氏は言う。「そして、上に行くほど良くなると考えているのだ。」

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