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2010/03/22
3.会場を選ぶ
フォーカスグループ用の施設は、市場調査協会などを通じて見つけることができる。 施設には、広い部屋と多くの座席、ビデオ録画設備などが備え付けられている。 部屋にはグループを観察する人達を参加者が気にしないように、マジックミラーが取り付けられている。 専用施設ではなくホテルの会議室を借りてフォーカスグループを実施することもできるが、当然、マジックミラーや録画機器は用意されていないだろう。 しかし自社施設を利用することは控えた方が良い。 ディスカッションで偏りが極力生まれないようにするために、環境は中立な場所を選ぶ方が賢明である。
4.モデレーターを選ぶ
1回のセッションはほとんど2時間程度である。 もし、ディスカッションを偏りなく、活発な雰囲気の中で行えるのであれば、自分自身でグループの司会をするのも良いだろう。 しかし参加者は無愛想で、あなたの会社に批判的かもしれない。 「もし、怒ったりむきになってしまうのであれば、プロのファシリテーターを雇いなさい」とクリング氏は勧める。 グループの司会をする人は、参加者全員がディスカッションに加わっていることを確認しなければならない。 もし、誰か一人がディスカッションを支配している場合には、他の人からできるだけ意見を引き出すことが必要である。 ディスカッションが用意した質問フロー通りになかなか進まなくても慌ててはいけない。 常にフレキシブルに、時には順番を変えることも必要である。 予定と違っても、誰かが思いがけない良いアイデアを出してくれるかもしれない。
5.結果について討議する
グループでのファインディングを分析する。 ディスカッションで目立ったテーマやアイデアを洗い出し、それらを製品開発や、新たな戦略にどう役立てるかを考える。 もし調査会社に調査を依頼しているのであれば、彼らの助けを得ることもできるだろう。 また、会社や業界に対するネガティブな意見がでることも心しておかなければならない。 正直な意見をもらうに越したことはない。
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