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2010/08/07
今回は定性調査の代表例であるグループインタビューの企画から実施までの簡単な流れを説明します。大まかな流れは次のような、調査の設計、調査準備、実査、分析・取りまとめの4フェーズから構成されます。
フェーズ | 項目 | 詳細 | アウトプット |
---|---|---|---|
調査設計 | 1. 調査目的/課題の確認 | 調査の目的を確認し、調査で明らかにすべきことを調査項目として設定する | インタビュー項目一覧 |
2. 対象者の選定・グループ構成の計画 | 調査目的や予算、調査期間を考慮して、対象者のプロファイルや、グループ数、各グループ特性、インタビュー時間を決定する | 対象者募集要項 対象者スクリーニング質問票(スクリーナーとも言う) | |
3. 調査質問票の作成 | 1.で設定したインタビュー項目ごとに、対象者への質問内容を設定し、各質問項目の時間配分や流れを記述した調査質問票を作成する | 調査質問票(インタビューフロー、ディスカッションガイドとも言う) | |
4. 調査日程・場所の計画 | 対象者のプロファイルに合わせて、調査場所や調査日程(曜日・時間)を決定する。またインタビュー会場などを手配する | 調査スケジュール | |
5. 調査人員の計画 | モデレーターや調査当日に必要なスタッフなどを手配する | 調査役割表 | |
調査準備 | 6. 対象者の募集 | 2.で作成した対象者募集要項、及び、対象者スクリーニング質問票に沿って、対象者を募集する | 対象者一覧 案内状 会場地図 |
7. 実査準備 | 細かいインタビューの進め方や、調査で使うサンプルなどの手配、謝礼の手配、座席配置の決定などを行います | 謝礼 調査サンプル 対象者座席表 | |
8. 実査 | グループインタビューを実施します。必要によりインタビュー内容の録画や、インタビュー発言録の作成を行います | インタビューメモ インタビュー発言録 インタビュー内容の録音、録画 | |
9. 分析・取りまとめ | 8.で得られたインタビューメモ、インタビュー発言録、インタビュー内容の録音から報告書を作成します | 報告書(概要) 報告書(詳細) |
1. 調査目的/課題の確認:
2. 対象者の選定・グループ構成の計画:
3. 調査質問票の作成:
4. 調査日程・場所の計画:
<続く>
» 定性調査の活用法(4) ~グループインタビュー企画から実施の流れ(後半)~
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